ビジネスで活かせるアスリートが持つ2つの能力とは?? →2つの「自己〇〇能力」
こんにちは、ひめのです。
今回は、アスリートがビジネスで活かせる能力について書きたいと思います。
アスリートが持っているビジネスで活かせる2つの能力とは??
元アスリートのビジネスパーソンというと「体力と根性がある」というイメージが昔から根強いですが、アスリートがどのような経験をしてきたかというところにフォーカスすると、アスリートが自身の活動を通じて培ってきた能力にはもっと違う部分が見えてきます。
それは、
「自己管理能力」と「自己分析能力」
です。
アスリートとして努力した経験は、最終的にこの二つの能力に集約されていると言っても良いのではないかと思っています。
自己管理能力
ビジネスパーソンにとって自己管理能力は非常に重要です。
定めた目的や目標を達成するために、やるべきことやスケジュールを自ら計画・管理し最後までやり抜くことは、ビジネスにおいて成果を出すためには欠かせないスキルです。
この点、アスリートは常に自己管理と向き合っており、結果を出すためには自己管理が必要なことを認識しています。
ただ練習量をこなせば良いというものではなく、目標としている大会で臨む結果を得るためには様々なことを考え計画して行動しなければなりません。
全体の目標までのスケジュールを管理することはもちろんのこと、目標までの時間は限られているために、いかに時間を有効活用するかという時間管理や、精神的なコントロール、体調面の管理など様々な自己の管理が目標達成には必要であることを知っており、それを実践しています。
したがって、アスリートはスポーツに限らずビジネスにおいても、自己管理能力を発揮して成果を出せる可能性があるということです。
自己分析能力
ビジネスは失敗と成功の連続です。
良かったこと悪かったことを分析し次に活かしていけなければ、ビジネスパーソンとしての成長はありません。
この点、アスリートは練習と試合の繰り返しの中で、頻繁に勝ち負けを体験しています。
その都度、終わった後で「あの時こうすればよかった」「なぜ思い通りにできなかったのか」と後悔したり反省したりします。
この後悔や反省は自己分析能力につながります。
終わったことは変えられませんので、タラレバを言うのは良くありませんが、後悔や反省は見方を変えると「自分の判断や行動に対してなんらかの改善点があった」と自己分析している結果ともいえます。
アスリートは結果がはっきりするシビアな世界に身を置いている分、人一倍後悔や反省をする機会が多いです。
その中で、後悔したとしてもそこで終わらず、反省して次の行動にどう活かすかが「アスリートとしての成長に大きく関わってくる」ということを常日頃から意識させられて過ごしています。
また、自分の強みと弱みを理解し自分が他の選手よりも優位に立てる状況をいかに作り出せるか、ということも常に考えています。
このことを踏まえると、自分自身を理解しつつ自分の行動に対する分析をする自己分析を日常的に行っているのがアスリートなのです。
そして、自分自身の強みと弱みを理解し、結果に対して自己分析して次に活かしていくということはビジネスにおいても当然活かせる能力です。
自分の能力を理解することはキャリア形成において重要
アスリートが自分自身の能力を理解することは、アスリートを引退した後のキャリア形成において大切なことです。
「人より体力がある」「人より精神力がある」といった単純なことではなく、物事に対して取り組む姿勢や取り組み方、様々な状況に応じて対応してきたことについて丁寧に棚卸しをすると、アスリートとして努力した結果ビジネスにおいて必要なスキルもたくさん備わっていることに気づけるはずです。
そして、その中でも特に他の人よりも突出している能力が「自己管理能力」と「自己分析能力」ではないかと思います。