アスリートが備えている高いビジネススキルとは? →【それはセルフマネジメントです】

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こんにちは、ひめのです。
今回は、アスリートが無意識に培ってきているビジネススキルについて書きたいと思います。

アスリートにはセルフマネジメントという能力が備わっている

セルフマネジメントとは、言い換えると自己管理能力です。「自己管理」と聞くと、健康管理をイメージしがちですが、時間の管理お金の管理なども自己管理のうちに入ります。

自己管理能力が高い人は、先を見据えて今どうしたら良いかを判断して行動し、ビジネスにおいては非常に重要な能力であり、特に昨今のテレワーク推奨の時代においては以前にも増してビジネスで重視される能力といっても良いと思います。

実はこのセルフマネジメントの能力は、アスリートが常日頃行い培ってきたスキルでもあります。

アスリートは、ターゲットとなる試合から逆算して練習計画を立て、試合でベストコンディションになるよう体調管理しつつ望む結果に向けて努力します。

また、直近の試合に向けたような短期的な目標だけでなく、「自分自身がアスリートとして何年後にどういう位置にいたいか、そのためにどのような行動をとるべきか」という長期的なことも常に考えて行動しています。

したがって、アスリートはセルフマネジメントがアスリートとして成功するために必要不可欠であることを練習等を通じて学んできており、それが当たり前のようにできるマインドを培ってきています。

このマインドはビジネスの上でも非常に有効であり、他のビジネスパーソンよりも優位に立てる要素でもあるため、アスリートはビジネスパーソンとしてのキャリアでも大いに活躍できる可能性を秘めています。

セルフマネジメントの重要性

セルフマネジメントがうまくできないと、下記のように計画や予定もなく成り行きまかせな行動をとってしまいがちです。

《セルフマネジメントができていないことによる弊害の例》

【目標管理】
 ・なかなか成果が出ない
 ・モチベーションが下がる

【健康管理】
 ・体重の増減の差が激しい
 ・ストレスが溜まっている

【時間の管理】
 ・遅刻する
 ・仕事が終わらない

【お金の管理】
 ・無計画にお金を使う(無駄遣い)
 ・借りたお金が返せない

セルフマネジメントがうまくできていないと、自分自身の調子や成果だけでなく、周りからの信頼も失う可能性があり、悪循環を招いてしまう恐れがあります。

セルフマネジメントとは、言い換えると先を見据えた行動をとることでもあります。

《セルフマネジメントの例》

【目標管理】
  ・なかなか成果が出ない
    →スキルアップの段階を明確にして、目標を明確にする
  ・モチベーションが下がる
    →目標達成のイメージをつけたり、大きな目標のための小さな目標を立てる

【健康管理】
 ・体重の増減の差が激しい
   →会食の予定に合わせて運動の計画も立てる
 ・ストレスが溜まっている
   →定期的なリフレッシュ方法を考える

【時間の管理】
 ・遅刻する
   →待ち合わせ時間から◯分前には到着できるようにしておく
 ・仕事が終わらない
   →やるべき仕事の整理をして、締め切りがあれば逆算して行動する

【お金の管理】
 ・無計画にお金を使う
   →自分の収入と支出の予定を管理し、計画的にお金を使う
 ・借りたお金を返せない
   →返済予定に合わせて資金計画を立て、過度な支出を抑える

このような先を見据えた行動の積み重ねが、セルフマネジメントができるスキルへとつながっていきます。

そして、大多数のアスリートは大きな目標から小さな目標まで、「目標を設定しつつその達成にはどのようにセルフマネジメントをしていかなければいけないか」ということを日々考え実践しています。

ビジネスにおいては、アスリートのこういった面にも注目されるとアスリートのキャリアにも活躍の幅が出てくるのではないかと思います。