アスリート引退後のキャリアで悩んでいる人必見!アスリートのキャリアに対する考え方

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こんにちは、ひめのです。
今回は、アスリートのキャリアに対する考え方について書きたいと思います。

競技成績がどうあれ、色々なことを犠牲にして競技に向き合ってきた人たちは皆アスリートです。
そして、いつかは引退し競技から離れ、今までとは違うキャリアを進むことになります。

自身がやってきた競技の延長線上のキャリアもあれば全く畑違いの分野のキャリアもありますが、どれを選択するにしても、何年も選手に集中してきたために次のキャリアへの不安は少なからずあるのが普通です。

その不安を少しでも解消できるよう、アスリートが持っておくべきキャリアに対する考え方を提唱したいと思います。

アスリートのキャリアに対する考え方(アスリートとして行った努力は無駄ではない)

結果がはっきり出てしまうアスリートは、努力が必ずしも結果に反映されるとは限らないことを、身を持って体験しているケースが多いと思います。

チームメイトが遊んでいるときにトレーニングしたり、通常練習の後にも自主的に練習したりと、人より努力している自覚があるにもかかわらず、試合で良い成績が出せなかったことが積み重なってしまうと失望感すら生まれます。

しかし、努力した過程は事実であり、努力をやり切るということ自体が一つの能力といえます。そしてこの能力はスポーツに限らずどこでも発揮できる能力です。

そう簡単に人は一つの目標に対して努力し続けることはできません。

したがって、それだけで特別な能力でありビジネス(仕事)ではスポーツよりも努力が結果に反映されやすいと私は思っていますので、アスリートは異分野でもきっかけさえあれば突出した成果が出せる可能性を秘めています。

マイナスの経験もプラスにできるのがアスリート

今、このコロナ禍においては主要な大会が次々と中止になり、特に学生は2度とその大会に出場することはできないため、気持ちのやり場をどこに向ければ良いかわからず辛い時期を過ごしていると思います。

ただ、見方を変えると「これだけ特殊な経験をした人は他にいない」ともいえます。
この経験はつらいことですが、乗り越えることができれば必ず今後の競技生活やその後のキャリアに活かされます

困難な状況になった時にいかに気持ちを前に持っていくかが大事であることは、アスリート自身が一番よく知っています。

特殊な経験をしたからこそ、困難な状況でも成果を出せる人間に成長できるチャンスと捉える考え方をしてみると、すこし前向きになれるのではないかと思います。

「やりたいこと」は見つけられなくても「できること」は見つけられる

選手の引退後、「自分のやりたいことがわからないから、進路をどうしたらいいかわからない」とよく聞きます。

一番に競技のことを考え全力で取り組んでたからこそ、次にやりたいことを探してもいまいちピンと来なくて、考えれば考えるほどわからなくなってしまう気持ちもわかります。

やりたいことが明確な人は、必要なことをリサーチして次への行動に移していきますので、やりたいことがない人からすれば、焦りの気持ちがあるかもしれません。

しかし、やりたいことがない人はやりたいことを無理に探す必要はありません。無理に探すのではなく自分自身の能力に目を向けてください。

実はすでに今までの競技生活でなんらかのできることを身に付けているはずで、それは直接的な競技能力のことではなく、競技活動の経験で得たビジネスで活かせる能力です。

「できること」「自分の能力」です。
自分の能力を知りどうすれば活かせるか考えてみると、例えば次のようなことが見えてきます。

□人と話すことは苦手でも、もくもくと集中して作業し続けることができる
□目標をたてて計画し、練習に取り組むことができる
□チームのコミュニティの中でうまく立ち回るのが得意
□キャプテンとしてチームをまとめる役割をしてきた
 など・・・

このような能力を活かして「できること」が何かという観点で選択したキャリアであれば、やりがいを感じてくると思います。

引退後、燃え尽き症候群のように喪失感とともに今後何をしていけば良いかわからなくなってしまい、今後のキャリアに不安を感じてしまうかもしれませんが、まずアスリートでの経験を踏まえて自己分析をしていくことが次のキャリアへの第一歩ではないでしょうか。