(公認会計士を目指す方へ)なぜ私が10ヶ月で合格できたのか?? 5つのポイントを教えます!

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こんにちは、ひめのです。
今回は、公認会計士を目指す方のために、私が試験勉強で取り組んだことをまとめてご紹介したいと思います。

なぜ10ヶ月で公認会計士試験に合格できたのか??

私の合格までの簡単な流れは、

本格的に試験勉強を開始したのが10月→翌年の5月に短答式試験を受験・合格→同年8月の論文式試験を受験・合格

という感じでしたので、勉強開始から論文式試験まで約10ヶ月の道のりだったということになります。

難関試験を短期間で合格できたので、私が特別な能力を持ち合わせていると思っている方もいますが、全然そんなことありません。

学校の成績は平凡小学生から大学生まではバドミントン漬けで、勉強とは縁遠い生活が中心でした。

なぜ公認会計士を目指そうと思ったのかはまた別の機会に書くとして、公認会計士を目指す方全てが気になるであろう、試験に合格できたポイントについてご紹介します。

公認会計士試験を10ヶ月で合格できた5のポイント

10ヶ月合格できたポイントを自分なりに考えてまとめると次のようなポイントがありました。

①経理経験が2年くらいあった(あまり関係ないかも)
②期間は短くても勉強量は合格水準だった
③最初に合格までの計画を立て、徹底的に勉強の自己管理を行った
④予備校や教材は一本に絞り、範囲を広げなかった
⑤世間の評判よりも直接講師に相談できる環境を重視した

①経理経験が2年くらいあった(あまり関係ないかも)

試験勉強を始める前は、2年ほど経理の実務経験がありました。

試験勉強を本格的に行うため仕事を退職して勉強に専念したわけですが、試験勉強を行う上で経理の実務経験があったことは少なからずプラスにはなっていたかと思います。

ただし、実務経験といっても2年ほどなのでそんなにたくさんの業務を行なってきたわけではなく、簿記論あたりの勉強において多少理解するためにイメージがつきやすかったかな、という程度です。

したがって、これについては大きなアドバンテージとはなってないと思います。

②期間は短くても勉強量は合格水準だった

公認会計士の試験に合格するまでの勉強時間の目安は約3,500時間といわれています(資格の学校TAC HPより)。

私の場合、月曜〜土曜までは1日13時間日曜日は8時間ほど勉強しました。

この時間で試験までの10ヶ月で計算すると、

・13時間×6日+8時間=86時間/週間
・86時間×4週=344時間/月
・344時間×10ヶ月=3,440時間

となり、だいたい目安の3,500時間に近い勉強時間になってました。

つまり、私に特別な能力があり少ない時間で短期間合格したわけではなく、必要な量をちゃんとこなしたから合格したのだということがわかると思います。

ちなみに予備校に7時半に行って閉館の22時までいて、休憩時間を考慮して1日約13時間勉強をしていましたので、家では一切勉強しませんでした。

③最初に合格までの計画を立て、徹底的に勉強の自己管理を行った

公認会計士試験の勉強する範囲はかなり広く、そしてボリュームが相当なものであり、資格のよくありがちな浅く広くではなく、公認会計士試験は「全部深く」なのです。

当てもなくただ長時間勉強することは苦痛でしかないので、最初に全ての教材を試験日までに3回分回すための勉強計画を緻密に立てました。

そうすると、1日あたりに行わなければならない勉強の量が決まり、その量を達成するために費やしたのが1日13時間ということです(もちろん予備校の講義時間も含みます)。

具体的には、科目ごとに与えられるテキスト・問題集・答練等の総量を明らかにします。
それを3倍した上で試験までの日数で分割して計画表に全て落とし込み、あとは淡々とその計画表に記載された内容をこなしていきました。

たとえば、ある科目のテキストは10冊あり、それぞれ200ページあるとすると、合計は2,000ページで、それの3倍は6,000ページですよね。そのページ数を日数で割れば1日にこなさなければならないページ数が出てきます

実際には複数科目があるので、1つの科目を毎日やるというよりは割り当ては2、3日に1回という感じにはなってました。

こうすることで何が良いかというと、先が見えにくいものに対してやるべきことのゴールが明確となり精神的に安定しました。

計画を綿密に立てて、忠実にそれをこなしていくということは心の面においても有効であったのかなと思います。

そして「これだけの範囲を3回回してもダメならしょうがない」というある意味割り切りも必要ということではないかと思います。

④予備校や教材は一本に絞り、範囲を広げなかった

良くありがちなのは「あそこの予備校の答練は受けといたほうが良い」とか「あそこの予備校の問題集は良い」という情報に流されて、不必要に手を広げて収拾がつかなくなるパターンです。

何度も言いますが、公認会計士の試験範囲は広く勉強しなければならない量もとても多いです。
それなのに、自分が選んだ予備校から与えられるもの以外に手を出すなんて、自分の首を絞めているだけだと思います。

ちなみに私が通ったのは資格の学校TACです。
どこを選んでも、選んだところで集中するのが良いというのが私の感想です。

試験に対する出題範囲や出題パターン、受験に対する勉強方法などは、予備校が分析研究し教材に落とし込んでくれています。

その手のことは予備校に任せて、自分は与えられたもの信じてひたすらこなしていくということに徹することで、余計なことに気を散らすことなく勉強に集中できたといえます。

⑤世間の評判よりも直接講師に相談できる環境を重視した

もう一つ良くあるのが、どの学校にも有名な講師の先生がいて、わかりやすいからその先生の講義を受講するためにスケジュールを組むというパターンです。

大体そういう有名な先生は東京にいて、当時の私のように地方に住んでいる人にとってはリアルで受講できないので、そのような先生の講義を受けるとなる必然的に録画VTR講義を選択せざるを得ません。

しかし、私が重視したのは「講義を受けた後すぐに質問できる環境」です。
とにかく難しい内容が多いので、できるだけ教わった時に理解不足を解消しておくことが必要であり、そのためには教えてくれた人にその場で直接自分がわかるまで質問し続けることが大切です。

いくらわかりやすい講師の先生だったとしても、話を聞くだけですべてすっと理解できることは稀です。
録画VTRだと疑問点をその場で解消できないので、リアル講義を受講することにこだわりました。

公認会計士試験はやるべきことをこなせば合格できる試験です

公認会計士試験を10ヶ月で合格できましたが、何も特別なことをしていません

やるべきことをしっかりやり通せば合格できる試験だと思います。

最初は理解に時間がかかっても、勉強し続けることによりある一定の勉強量をこなしたところで、壁を超えて色々と理解がつながりわかるようになります。

その「前が拓けるような感覚」になるまでには、相応の勉強量が必要になりますが、その覚悟さえあれば合格する可能性は高くなるのではないかと思います。

そのためにも、自分がやるべきことを明らかにしてゴールが見えるようにすることです。これは勉強だけでなくスポーツやビジネスでも同じことではないでしょうか。

これから公認会計士を目指そうと思っている人や、現に公認会計士試験の勉強をしている人にとって有益なブログになれれば幸いです。